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抗体とは病気の原因となる細菌やウイルスを排除するために作られるタンパク質のことです。本抗体検査では、新型コロナウイルスに対する抗体をどれくらいもっているかを調べます。
抗体は、ウイルスに感染した時に体の免疫系が働いて作られるものと、ワクチン接種によって作られるものがあります。ワクチン接種によって作られる抗体は新型コロナウイルスの表面にあるスパイクタンパク質に対するもので、ウイルスへの感染や重症化を防ぐ効果があります。
現時点では抗体検査の結果が陽性だからと言って、今後感染しないとは言い切れません。引き続き感染対策を継続する必要があります。
この検査では抗体が陽性でも過去の感染によりできたものか、ワクチン接種によってできたものかの区別はできません。
抗体検査の結果が陰性であっても、新型コロナウイルスに感染したことがないとは言えません。この検査で測定するIgG抗体は、検出できるようになるまでには時間がかかるため、感染後しばらくは抗体検査で判定できないことがあります。また、免疫機能の低下により体内で作られる抗体量が少ないと正しい結果の得られないことがあります。
＊ワクチン接種後は十分な抗体ができるまで２回目接種後２週間ほどかかると言われています。ワクチンの効果を確認したい場合は、接種後1か月程度たってからの検査をお勧めいたします。
＊抗体検査では現在の感染を診断することはできません。発熱、咳などの症状のある方は、帰国者・接触者相談センターや最寄りの医療機関にご相談ください。
＊陰性証明書・免疫証明書等の各種証明書の発行はいたしません。
（一社）東京都総合組合保健施設振興協会 多摩健康管理センター
